埼玉県市民活動サポートセンター事例研究会

b0149303_15301349.jpg 去る1月19日(火)に、浦和コミュニティセンターにおいて、標題の研究会が開催されました。今回事例発表をするセンターは、熊谷市、朝霞市、そして鶴ヶ島市です。
 各センターに割り当てられた時間は10分間。が、さすが我が所長は、分かりやすく説明をしていました。
 熊谷市は、社会福祉協議会が指定管理で受けている公設民営の施設です。支援センターには、ゆるきゃらの「ニャオざね」がいて、イベントの時などの人気者になっているようです。(この着ぐるみを作成するには40~50万円かかるそうです!)
 朝霞市の市民活動支援センターは鶴ヶ島市と同じ公設公営ですが、狭い施設を有効に利用している様子が伺えました。
 

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 対象者は、関係職員でしたが、市民の姿もありました。


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 鶴ヶ島市では、地域ICTのPRもしました。
 

 この日は武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授・粉川一郎氏による講演「市民活動サポートセンターだから出来ること 地域や利用者のニーズに応えるセンターのあり方とは」もありました。
 粉川氏はこの日の会場に同居する、さいたま市の市民活動サポートセンターを設立するときの検討委員の一人でもあり、専門はオンラインコミュニティ、NPOおよび行政評価、行政と市民のパートナーシップなのだそうです。
 参加者には予め、赤、青、黄色の紙が配られ、例えば、「今日は何か学んでやるぞ!と、積極的な気持ちで参加した人は赤、仕事だからしょうがないと思ってきた人は黄色、ほんとうは一刻も早く帰りたいと思っている人は青、はい、一斉にあげてください」という具合に、話の節々で参加者の意識調査が行なわれ、話の中身と共に、これがなかなか面白かったです。

 氏は、中間支援の定義の曖昧さについての指摘や、NPOに携わる人は前しか向いていない、困った人がいれば助けるとか、環境についてここが問題だと思うと、そこに向かってまっしぐらという具合だから、それを蒸気機関車の釜炊き人(走っている電車を目的地に向かって走らせる)のようにするのが中間支援センターの役目だと話されました。また、ハコ(施設)も講座もいらない、必要な支援は経済と情報であるとも。

 行政としてはあれもこれもと頑張ってしまいますが、粉川氏は結果的にはやり易い支援しかしていないとおっしゃいます。ここは本当に深く反省すべきところです。

 結果として粉川氏が言いたかったことは、「自分の足で歩け」ということです。待っているのではなく、外に出て団体を訪ね、「御用聞き」をしなさいということです。足で稼いで、取材して、ネットでしゃべったり(ブログ)、つぶやいたり(Twitter)する中に、団体にとって必要な情報が発信されるのではないかと話されました。そういう意味でも粉川氏は、鶴ヶ島市が取り組んでいる地域協働ポータルサイトの可能性を高く評価されました。実働で忙しいNPO団体とポータルサイトを結びつける、これも中間支援センターとしての課題なのかもしれません。
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by sikatu5600 | 2010-01-28 10:40  

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