団体紹介 「いどばた」

 「いどばた」は、視覚障がい者の集まりです。「会則もなければ決まった行事もなし。参加者の意見要望によりプログラムを決めて皆で作り上げる」ので、「参加者一人一人が主催者で主人公」なのだそうです。「障がいがあるから何でもしてもらうのではなく、出来ないことだけサポーしてもらう、自分の言動には責任を持つこと、特に言いっぱなしや、やりっ放しは認めません。」「政治・宗教・物品販売もご遠慮願います。」と、「いどばた」の主旨には書いてあります。
約束事も5ツあって、

1.相手の話はよく聞き、否定、批判は絶対にしない。
2.求められた時以外はアドバイスはしない。
3.プライバシーに関することは絶対に口外しない。(情報はどんどん公開してください)
4.時間は対等に。皆が平等に話せる時間を配慮する。
5.全てにおいて無理することなくマイペースを守る。(出来ないことを出来ないと言うことは、少しも恥ずかしいことではありません。)

 これって、どんな団体・サークルにも言えることですよね。関わりのある委員会や団体のあれこれを思い出して、反省することが多いなあと感じました。
 そして一緒に参加している晴眼者は友人、仲間なのだそうです。この日は、FさんやIさんも参加していました。

b0149303_12194021.jpg この「いどばた」が主催して、「第1回 からおけ大会&ダンスパーティ」が開催されました。場所は若葉駅前のスナックです。推進センター職員にも声を掛けてくださったので、取材を兼ねてM職員とおじゃましました。(ところが時間を間違えて、ちょうど終わったところでした・・・)
帰り支度をしている皆さんと、少しお話をすることが出来ましたが、50余名の方が集まったようです。写真のような立派なプログラムも出来ています。当日の進行や参加者名簿、座席表からカラオケのエントリー曲目、スポンサー紹介、「いどばた」の紹介などが載っています。表紙の写真の右下にバーコードのような、四角いものがついていますが、わかりますか?これは「視覚障がい者用情報コード(音声コード)」で、四角の中に、文字情報が記録されているのだそうです。専用の読みとり装置(テルミー)をコードの上に載せて音声で聞くというものです。このような機具が開発された背景には、視覚障がい者の点字利用率の低迷があるそうで、現在全国に30万人強という視覚障がい者の9割が点字を読めないそうです。(いただいたプログラムで、いろいろ知ることが出来ました。)
b0149303_12385785.jpg 「いどばた」は、時々コミュニティルームを会場に開催しています。今回お話をする中で、いろいろな方から、「コミュニティルームは、駅に隣接しているので、安心して行けて助かります」と言われました。「いどばた」は、東上沿線を中心に、川口市や熊谷市などからいらっしゃる方もいます。会場になる場所は安全に行けることが大事ですよね。

 スポンサーの中には、やはり駅のすぐ下の居酒屋さんの名前がありました。ランチタイムにも営業しているので、集会の時に寄ったりされているようです。暑気払いや忘年会でも利用しているそうですが、店長始めスタッフが心温まるもてなしをしてくださるそうで、安心して利用しているのだそうです。聴覚のみで相手を判断するのですから、話し方、声の調子でどんな方かわかるのでしょうね。
 この日は市長にも招待状を出したところ、「ちゃんと来てくださって、1曲歌って帰られた」と皆さん、とても喜んでいらっしゃいました。多忙な市長は10分ぐらいで帰られたとのこと、私たちセンター職員に至っては、帰り際にほんのちょっと話しをさせていただいただけ・・・。それでも、ほんとうに喜んでくださいました。これは、口幅ったいようですが、自分たちの活動に行政が関心を示してくれたという喜びなのだと思います。このような期待に市長始め行政職員は誠実にお答えしていかなければいけない、真に協働するということはどういうことなのか・・・と、考えさせられた出来事でした。
[PR]

by sikatu5600 | 2008-07-30 13:38  

<< NPOと市町村の協働アイディア提案会 仲良しです >>