2009年 11月 15日 ( 1 )

 

獅子舞のことならこの人

 3日に獅子舞を見学した、つるがしま文化塾の塾生は、獅子舞を見るだけではなく学習したいと、見学の感動も覚めやらぬ7日(土)に、保存会会長の小川俊之氏をお招きして学習会を開催しました。
b0149303_14465579.jpg 獅子舞に出られるのは地域の長男だけ、それも氏子会が選んでいたという昔に比べ、120余戸だった戸数も今は68戸に減ってしまったという高倉地区。今は高倉の住人にお願いして参加していただいているとのことでした。


☆継続への模索
 昔は何ヶ所かにあった獅子舞も、今は高倉にしか残っていません。また以前は11月の8、9、10日と三日間行なっていたそうですが、今は祝日を入れるようにして2日になりました。
 では、以前開催されていた10日は何をするかといえば、「村まわり」といって、各家庭を回ったそうです。家々がまとまっていれば良いのですが、とても離れたところにある家を訪ねるのは大変だったと語られました。徐々に戸数も減っていくなかで、継続するための方法を老人会や青年会の意見を聞きながら今の形にしたそうです。

☆ささらっ子(花笠)
今年は「やりたい」という子どもがいたそうで、「ほんとうにありがたいことだ」とおっしゃっていました。小川氏はささらっ子が決まると校長先生を訪ね、校長室にその子どもを呼んで激励してくれるよう頼みに行くと話されました。大人と一緒に使う笠(だから子どもにはけっこう重いのです。)をかぶって、役目を果たす子どもを見ると、涙が出るような気持ちになるそうです。

☆みんなの力で
わらじを作る人、花を作る人なども含め大勢の人に支えられて継続が可能な獅子舞です。費用も80万円かかるそうですが、68戸が各2000円を負担する他、市からの補助金、祝い金、お賽銭と足りない分は保存会が負担するという形で運営しているそうです。


☆先輩後輩
終了後先輩が後輩を連れて食事に行くという習慣があるそうですが、こういう関係も、絆を深めるきっかけとなり、とても良いことだとおっしゃっていました。

 話の途中で何度も「ありがたいこと」とおっしゃる小川氏、感謝の気持ちが皆さんを一つにするのではないでしょうか。

b0149303_1423777.jpg 抜けるような秋空の下で舞われた獅子舞ですが、それぞれの年に大なり小なりのドラマが刻まれています。
 存続の危機に直面した年の苦悩もあったでしょうし、日程を変更せざるを得なくて相談に明け暮れた年もあったでしょう。
 戦時中は獅子舞を舞っている最中に、舞っている本人に赤紙が来たなどということもあったようです。

 何はともあれ、平和だからこそ舞う方も観る方も心から楽しめるお祭りが出来るのですね。
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by sikatu5600 | 2009-11-15 15:17