昨年の5月から開催してきた「+αカフェ」は、毎月いろいろな分野のゲストをお招きして、ご自身の活動を語っていただき、その後お茶を飲みながら自由におしゃべりをするというものでした。
「+α」とは、退職後に年金収入だけではなく、ちょっとしたお小遣い(地域活動をしても弁当代や交通費ぐらいの収入)が入ってくるというような暮らし方や、あるいはもう少し積極的にコミュニティビジネスとして起業を考えてみる、すなわち「+α」の収入のある暮らし方を考えてみようというものです。もちろん収入だけではなく、今の暮らしに自分の出来る地域活動を加えてみるということも広く「+α」としてとらえています。
昨年はそのような趣旨のもとに、音楽活動、パソコン講師、ワーカーズコレクティブのレストラン、NPOの中間支援活動など多彩な方々に登場いただき、始められたきっかけや「+α」部分の内容について語っていただきました。
2月には公開講座として「先輩から学ぶコミュニティビジネス」を開催し、コミュニティビジネスの世界で大活躍の堀池氏からノウハウを学びました。
公開講座では、初めてお顔を見る方が大勢いらっしゃり、アンケートでも「コミュニティビジネス研究会」を立ち上げた場合、参加したいという方が半数以上で、関心の高さにびっくりでした。
と、いうわけで、そろそろ機は熟したかなと、3月は「CB(コミュニティビジネス)研究会」を発足させました!!
このスピードとトントン拍子、すごいですねえ(と、自画自賛です。)
自画自賛といっても、これは推進センター独自の事業ではなく、「+αカフェ」開催委員会が主催です。推進センターは共催として職員が関わっています。
これ、元々は平成20年度に「鶴ヶ島で・・・新たな生き方探し」という講座を埼玉県団塊世代活動支援センターと一緒に開催したのですが、そこから発展したものです。この講座に企画スタッフとして関わってくださったIさんとFさんと一緒に、それを継続し発展させるために「+αカフェ」を開催することにしたものです。
さて、いよいよ「CB研究会」発足です。
どのぐらいの方が集まってくださるのか、フタを開けるまでドキドキだったのですが・・・。
なんと15名も集まってくださいました。スタッフと職員を入れると20名です。(今回は参加できないけど、次回からは参加したいと連絡をくださった方もいらっしゃいます。)
第1回目の研究会はまず自己紹介をして、その後コミュニティビジネスについてIさんが基本的な説明をしました。
そして4つのグループに分かれて「ワールドカフェ」という手法でグループミーティングです。
ワールドカフェとは、それぞれのテーブル毎に机上の模造紙に自由にメモを描きながら、20分から30分程度の話し合いを行います。これをメンバーを変えながら3回程度行うことで、そこで出たアイデアが他のグループにも反映するようなイメージで、テーマに対する判断が短時間で深まるという効果があります。
今回は時間が足りなく、1グループで話し合う時間も短かったですし、2回しかチェンジ出来ませんでした。
そうそう、今回のテーマは「地域に欲しいサービス」です。
最後にそれぞれのグループで出た意見を発表し、時間切れとなりました。
全体の印象として、切羽詰まって欲しいサービスがあるという印象ではありませんでした。こんなものがあったらいいなという感じでしょうか。
残り時間で今後の研究会について少し話し合ってお開きとなりました。
自己紹介をお聞きした限りでは、皆さんやる気満々です。机上の議論だけではなく、具体的にどうやったら起業できるのかを研究し、個人でもグループでも実際に企業出来れば素敵ですね。これからが楽しみです。